シャッタースピードとは?明るさだけでなく写真表現にも関わる!シーン別オススメ設定3選

カメラの基本的な設定の一つであるシャッタースピード

明るさを調整するだけでなく、被写体の動きや表現にも大きく影響を与えます

ブレ防ぐために速ければ速いほど良い、と思っている方もいるかもしれません。

もちろん間違っているわけではないのですが、シャッタースピードをもっと理解することで表現の幅を広げることができます

本記事では、一眼カメラでの写真・動画撮影歴10年カメラに携わる業務歴7年の私が、シャッタースピードの基礎知識とシーン別おすすめ設定3選を紹介します。

目次

シャッタースピード = イメージセンサーに光を取り込む時間

Hamburger Fotospots Cheatcardより抜粋

カメラのシャッタースピードとは、カメラのシャッターが開いている時間のことを指します。

つまり、イメージセンサーに光を取り込む時間を調整する機能であり、写真の明るさを調整する重要な要素の一つです。

また、写真の被写体の動きや撮影するシーンに合わせて調整することで、様々な表現を可能にします。

シャッタースピードは一定の単位で表され、通常は秒数の単位で表示されます。

例えば、1/1000秒1/30秒などのように、シャッターが開いている時間を表します。

より高速なシャッタースピードでは、シャッターが開いている時間が短くなり、光の取り込み量とブレが少なくなります

反対に、遅いシャッタースピードでは、シャッターが開いている時間が長くなり、光の取り込み量とブレが増えます

シャッタースピードを調整する仕組み

シャッターを切ると、カメラのシャッターユニットが開いてイメージセンサーに光を通し、一定時間後に閉じることで撮影が行われます。

シャッタースピードを変化させることで、シャッターが開いている時間を調整することができます。

機械式と電子式の2種類のシャッター方式がある

機械式シャッターの動き

一般的なカメラのシャッターユニットは、機械式シャッター電子式シャッターの2つの方式があります。

機械式シャッター

機械式シャッターは、物理的なシャッターが開いて閉じることで光をコントロールします。

シャッターが開いている間に光がイメージセンサーに入り、シャッターが閉じると光の取り込みが停止します。

上記GIF画像は実際にシャッターが動いているところをスローモーションで撮影した様子です。

シャッターボタンを押すと1枚目のシャッターが一度遮光します。

さらに、もう一度開いたところから2枚目のシャッターが遮光するまでの間が露光されている時間になります。

シャッタースピードを調整すると、シャッターの開く時間が短くなったり長くなったりし、光の取り込み時間が変化します。

電子式シャッター

一方、電子式シャッターは、イメージセンサー自体が電子的にシャッターの役割を果たします

イメージセンサーの各ピクセルの光の取り込みを一斉に制御することで、シャッタースピードを調整します。

電子式シャッターは機械式シャッターよりも高速なシャッタースピードが可能であり、高速連写などの撮影に適しています

また、メカシャッターはシャッターが物理的に動くため、その振動が手振れに影響を及ぼす場合がありますが、電子シャッターはシャッターが実際に動くわけではないので、手振れを抑えられるというメリットもあります。

一方で高速で動く被写体(電車やゴルフクラブなど)を撮影したときに被写体が歪む現象(ローリングシャッター現象)が発生してしまうデメリットもあります。

また、一部のカメラでは、機械式シャッターと電子式シャッターを組み合わせた技術(電子先幕)が採用されていることもあります。

これにより、機械式シャッターのメリットと電子式シャッターのメリットを組み合わせることができます。

シャッタースピードが速いとブレずに撮影することができる

シャッタースピードが速いと、被写体やカメラの動きによるブレを抑えることができます。

例えば、スポーツや動物の撮影など、被写体の動きが速い場合には、シャッタースピードを速くすることで、被写体を鮮明に捉えることができます。

また、手持ちでの撮影の際にも、手ブレを防ぐためにシャッタースピードを速くすることが有効です。

シャッタースピードが遅いと動きをなめらかに表現できる

一方、シャッタースピードが遅いと、被写体の動きを表現することができます

例えば、夜景や流れる水の表現など、被写体の動きをなめらかに表現するためには、シャッタースピードを遅くすることが効果的です。

ただし、シャッタースピードが遅いと、手振れのリスクや被写体のブレが発生しやすくなるため、三脚や固定台の使用が推奨です。

シャッタースピードの変え方

シャッタースピードを調整するためには、一般的にカメラのダイヤルから設定を行います。

設定している撮影モード(P/A/S/Mなど)により、どのダイヤルがシャッタースピードに対応しているか変化する可能性があるため、撮影前に試してみることをお勧めします。

また、一部のカメラでは、Bulbモードという特殊なモードがあります。

これはシャッターを手動で開いたままにし、シャッターボタンを押し続けることでシャッターを閉じるまでの時間を自由に調整することができるモードです。

主に長時間露光が必要になる星空の撮影などで使用されます。

シーン別おすすめシャッタースピード3選

シャッタースピードの選び方は、撮影するシーンや被写体によって異なります。

ここまででシャッタースピードの基礎を説明してきましたが、実際に撮影する場合のシーン別おすすめシャッタースピード3選を紹介します。

素早い被写体の動きを止めたい(スポーツ、動物など):1/1000以上の高速シャッター

1/1000秒以上の速いシャッタースピードを設定することで、被写体の動きを止めて鮮明に捉えることができます。

スポーツは動きが速い被写体の代表例です。

また、野鳥撮影時にも高速シャッターを活用することで、羽ばたきの瞬間もブレずに撮影することが可能になります。

実際の雰囲気に近い写真が撮りたい(ポートレートや一般的な日常など):1/125程度

1/125秒程度のシャッタースピードを設定することで、手ブレを防ぐと同時に、被写体の自然な動き(適度なブレ)や表情を残すことができます。

シャッタースピードを高速にすることでより手振れを抑えることはできますが、細かなブレがある程度残っていたほうが人の柔らかさなどを表現できます。

なめらかな動きを写真に残したい(流れる川や夜景など):数秒以上の低速シャッター

数秒以上の遅いシャッタースピードを設定することで、被写体の動きをなめらかに表現することができます。

また、星の軌跡を写真に残すために、数十秒以上の長時間露光を使用することもあります。

低速シャッターを使用する場合は、シャッターが開いている間にカメラがブレてしまうと、そのブレも記録されてしまうため、動体部分のみを滑らかに撮影するためにも三脚の使用が必須です。

これらは一般的な目安であり、実際の撮影状況や撮りたい表現によって最適なシャッタースピードが異なる場合がありますので、撮影条件に合わせて調整しましょう。

まとめ

シャッタースピードはカメラの基本的な設定の一つであり、写真の明るさを調整するだけでなく、被写体の動きや表現にも大きく影響を与えます

シャッタースピードを上手に活用することで、被写体をブレずに鮮明に捉えたり、動きをなめらかに表現したりすることができます。

また、撮影するシーンや被写体に合わせて適切なシャッタースピードを選ぶことが重要です。

実際にカメラでシャッタースピードを触ってみて、その効果を実感することが上達への近道だと思いますので、次回の撮影ではシャッタースピードを活用して、より素敵な写真を撮影してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次