ホワイトバランスとは?忠実な色に補正するためだけじゃない!シーン別オススメ設定3選

カメラを使った写真撮影で重要な要素の一つにホワイトバランスがあります。

ホワイトバランスとは、写真に写る白色の部分を正確に再現するための機能であり、撮影する場所や照明の条件によって色味が変わる現象を補正する役割を果たします。

ホワイトバランスの理解と活用は、写真の表現力を高めるために欠かせない基礎知識です。

本記事では、ホワイトバランスの基本的な概念から、初心者向けの撮影方法を紹介します。

目次

ホワイトバランスは白を白く写すための機能

ホワイトバランスとは、カメラのセンサーが写す色を調整する機能のことです。

光の色温度によってカメラ側で写し出される色味が変わります。

例えば、昼間の太陽光は白色に近く、色温度が高いと言われます。一方、夕方の太陽光や室内の照明などは暖色系の光であり、色温度が低いと言われます。

ホワイトバランスは、このような色温度の違いを補正し、白を白く写すための機能です。

ホワイトバランスの設定によって、写真の色味が大きく変わることがあります。

例えば、自然光の下で撮影した写真が青っぽく見える場合、ホワイトバランスを調整することで自然な色味を再現することができます。

ホワイトバランスは、写真の色合いや雰囲気を調整する重要な要素であり、撮影する場所や照明の条件に応じて適切に設定することが必要です。

色温度とは光源が持つ色味を数値化したもの

色温度とは、光源が持つ色味を数値化したものです。

一般的に、光源がより青みを帯びると高い色温度となり、光源がより赤みを帯びると低い色温度となります。

色温度はケルビン(K)を単位として表記され、一般的な光源の色温度の範囲は約2000Kから10000Kまでです。

カメラのホワイトバランス設定で、光源や環境に応じた色温度を設定することで、カメラ側に映し出される色味を補正し、自然な色再現を実現するのです。

初心者はオートホワイトバランスでの撮影が簡単

光源に応じたホワイトバランスの設定や色温度の概念など、なんだかややこしいですが安心してください。

カメラには、オートホワイトバランスという自動設定の機能があります。

これはカメラが自動で環境の色温度を検出し、最適なホワイトバランスを設定する機能であり、初心者にとっては便利な機能です。

つまり、ホワイトバランスのことに気を遣わなくても、ある程度の補正をしてくれます。

オートホワイトバランスは、一般的に多くの撮影シーンでうまく機能しますが、特定の照明条件や環境によっては誤ったホワイトバランスが設定されることもあります。

例えば、夕暮れのシーン様々な色温度の光源が複数ある環境などです。

そのため、撮影する環境やシーンに応じてホワイトバランスを手動で調整することが必要な場合もあります。

シーンに応じてホワイトバランスを変更することが上達への道

ホワイトバランスは、撮影するシーンや環境によって適切な設定をすることが重要です。

例えば、日中の屋外での撮影では自然光の色温度に合わせた設定が適切であり、室内の照明がある場合や夜の撮影ではそれぞれ異なるホワイトバランスの設定が必要となります。

ホワイトバランスを手動で調整する場合、カメラの設定メニューから選択することができます。

一般的には、「ホワイトバランス」または「WB」という項目があり、そこから自動以外のホワイトバランスの設定を選ぶことができます。

例えばソニーα7M4には下記のように様々なWB設定が可能です。

ソニーα7M4 WB設定項目│α7M4ヘルプガイドから引用

それぞれの設定には、独自の色温度が設定されており、撮影するシーンに合ったものを選択することで、自然な色味を再現することができます。

ホワイトバランスをさらに微調整をすることも可能

ホワイトバランスは、さらに細かく微調整することも可能です。

カメラによっては、ホワイトバランスを微調整するための調整スライダーを備えていることがあります。

例えば上記画像はα7M3のホワイトバランス微調整画面ですが、あるWB設定を選択後に色味の微調整を行うことができます。

これにより、撮影したいイメージに合ったホワイトバランスをより精密に設定することができます。

また、特定のシーンでのホワイトバランスが難しい場合には、カスタムホワイトバランスを設定することもできます。

これは、特定の光源の下で白いもの(ホワイトバランスチャートなど)を撮影して、それを基準にホワイトバランスを設定する方法であり、より正確なホワイトバランスを得ることができます。

ホワイトバランスチャート

ホワイトバランスを活用して表現力を高める

適切なホワイトバランスの設定により、写真により自然な色味や雰囲気を与えることができますが、ホワイトバランスを意図的にずらすことで、写真に独自の雰囲気や表現を加えることもできます。

例えば、太陽光の下でブルーの色味を強調することでクールな雰囲気を演出することができます。

ホワイトバランスを活用することで、より自分独自の写真作品を作り上げることができます。

表現力を高める、シーン別おすすめホワイトバランス設定3選

ホワイトバランスの設定には、撮影するシーンに合ったものを選ぶことが重要です。

以下は一般的なシーン別におすすめのホワイトバランス設定の例です。

太陽光下の屋外→電球設定

先ほども例に挙げた画像のような撮影ができる設定です。

電球自体はオレンジ色に近い色温度のため、青を強調して白に補正する設定です。

それを逆手にとって、太陽光のような白い光源下でこの設定にすることで青い空をより青く幻想的に表現できます。

白熱電球(オレンジぽい)下の飲食店→太陽光設定

飲食店って照明の色がオレンジ色っぽいことが多いですよね。

白よりオレンジの方が温かみがあり、料理を美味しく見せる効果があるそうですが、写真でもその雰囲気を再現したいですよね。

オートホワイトバランスだと補正されすぎて雰囲気がなくなったしまう場合におすすめなのが太陽光設定です。

太陽光設定はわずかに赤方向の補正が入るため、飲食店内のオレンジ色が再現しやすく、料理も美味しそうな雰囲気のまま撮影ができます。

ソニーの機種には「オートホワイトバランス(雰囲気優先)」という設定がありますが、この設定でもその場の雰囲気を残したままの撮影がしやすく、特に初心者の方におすすめです。

紅葉→曇天設定

紅葉は非常に綺麗ですが、赤やオレンジ色が画角内を占める割合が多くなるため、オートホワイトバランスで撮影すると青っぽく不自然になってしまうことが多いです。

そんなときは曇天設定で撮影することで、より紅葉の赤みを少し強調した撮影ができます。

人間は見た目そのままより彩度が高い状態で記憶されることが多いため、少し強調してあげるくらいの方が綺麗な写真だと感じる人が多くおすすめです。

まとめ

ホワイトバランスは、カメラに備わった重要な機能であり、写真の色味や雰囲気を大きく左右する要素です。

初心者はオートホワイトバランスを使うことで簡単に撮影を始めることができますが、シーンに応じてホワイトバランスを変更することでより高度な撮影技術を身につけることができます。

また、ホワイトバランスをさらに微調整することも可能であり、自分独自の写真作品を作り上げるために活用することができます。

最適なホワイトバランスの設定を行うためには、撮影するシーンや光源を考慮し、適切な設定を行うことが重要です。

いつもオートで撮影している方は、設定を変更しながら撮影することで、より自分好みの写真に近づけられることになるでしょう。

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